扇国土交通相「危険だなと思われる空港をなるべくつくりたくない」

安全性に疑問

23日の衆院決算行政監視委員会の分科会において、扇国交相は、「建設中の静岡空港の安全性や必要性に疑問を投げかける国会答弁をしている」(読売新聞7月26日報道)ことがわかりました。これは津川衆院議員(民主党・東海比例区)の質問に答えたもの。

津川議員が、「ほんとうにこの地域にこういったものが必要なのかどうか」「(静岡空港の)需要予測等々につきましては、国も相当責任を持って指導していただきたい」という質問に対して、扇大臣はまず、「私は、日本国土の中で、一県一空港というものが果たしてできるのかどうか」とのべました。

話は空港の安全性の問題に移り、「羽田、横田、それから中部国際空港、静岡、そして空域圏の地図を見ていただいたらわかりますけれども、米国と自衛隊の空域、そこに日本の民間空港の空域、どれだけ米軍と自衛隊に大きな空域をとられているか。果たしてそれで国民の、乗客の安全性、パイロットの精神的な重圧、そういうものを取り除くことができるのか」と静岡空港の安全性に疑問を投げかけました。

そして「まず、私たちは、利便性も必要ですけれども、何よりも安全性というものを国土交通省としては図っていかなければいけない。いささかもパイロットに、この空港は危険だなと思われるような空港をなるべくつくりたくない」と静岡空港の建設の是非にも及ぶととれる発言をしました。

需要予測、結果によっては事業見直し?

また津川議員の「県が需要予測に対して見直しを行っている状況でありますが、それが終わった段階で国としてはどういう対応をする予定なのかということをお伺いしたい」という問いに関して、深谷航空局長は、「国土交通省といたしましても、この県の需要予測が適切に行われるよう指導したいと思いますけれども、その需要予測の結果によりましては、これまた補助金等の取り扱いも含めまして、県ともよく相談していく必要があるかもしれないというふうに考えております」と、需要予測によっては事業を見直すともとれる発言をしました。