|
|
1 今回、アンケートの回収数の目標を50とした。実際にはそこまでは到達することができなかったが、手応えのある一定の回収ができた。これは住民投票条例否決後、静岡空港の見解についてあらためて県民に示さなければならないと感じた候補者の真摯な態度の現れとして大きく評価したい。県民が県議選に際して判断材料とする貴重なデータとなるだろう。
2 にもかかわらず、一部与党の回答数がたいへん少なかったことが残念である。現知事の政策を推進していこうとするならば、それを正々堂々と主張して選挙戦をたたかうことが憲政の常道であり、もしそれをしないというならば、代議制民主主義を大きく疎んじることになる。住民投票条例審議のときに一部与党で、静岡空港問題は代議制民主主義で手続きを踏んでやってきたので住民投票は必要ないという意見があったが、今回回答しないということは、一部の回答した候補者をのぞけば自ら主張したことをくつがえすことになる。
3 静岡空港の是非に関していえば、回答の中で賛否同数であり、「計画を見直す」についても一定数あるのは、より県民の声に近づいていこうという現れである。しかも賛成、その他の中でも需要予測や県財政に心配であり配慮すべきという回答があるように、空港がたいへん無理な計画であることがにじんでいる。今後県民の議論を通じて、少しでも多い県議が空港中止の立場に立つことを期待する。
4 住民投票について6割の方が是としたことは、たいへん評価できる。この問題での県政と県民のギャップは依然として存在しており、新しい県会で住民投票多数派を形成すべきと考える。
5 土地収用問題については、「土地収用すべき」と回答したのは1人しかなく、「地権者とねばり強く話し合う」「土地収用すべきでない」が圧倒的多数である。したがって今回の県議選で、たとえ与党が勝利しても、土地収用を是としたということにならないと断言できる。
6 静岡空港問題は、県民にとっていちばん身近と考える県政の最重要課題であり、それを真摯に県民に問うことは、静岡県の民主主義にとって欠かすことができない。残る選挙期間、各候補者が正々堂々と自分の見解を広く主張するよう期待してやまない。
2003年4月2日
静岡空港・建設中止の会
代表委員 稲葉 洋
空港はいらない静岡県民の会
共同代表 島野房己外
★選挙区別回答詳細
回答数
予定候補者103名中、35名 回答率 34.0%
1 静岡空港建設について、どのように考えますか。
(1) 賛成 12(34.3%)
(2) 計画を見直すべき 5(14.3%)
(3) 反対 11(31.4%)
(4) その他 7 (20.0%)

2 建設の是非を問う住民投票が一昨年9月に否決されたことについてどう考えますか。
(1) 実施すべき 21(60.0%)
(2) 必要ない 7(20.0%)
(3) その他 7(20.0%)

3 知事は「8月までに土地収用法を適用するかどうかを判断する」としていますが、土地収用法の適用についどう考えますか。
(1) 土地収用すべきでない 10(28.6%)
(2) 「ねばり強く地権者と話し合うべき」 21(60.0%)
(3) 土地収用が必要 1(2.9%)
(4) その他 3(8.6%)
