中止の会総会で、空港中止100万署名を全力でとりくむことを確認

8月30日、静岡市において静岡空港・建設中止の会総会が開催されました。県下各地24市町村から60名のみなさんが参加し、今後情勢の進展を受けて、静岡空港建設中止に向けた署名を全県で広げ、県当局を中止に追い込むことが確認されました。

総会はこれまでの経過報告が行われ、事業評価監視委員会は、本来すべき事業の必要性=需要予測、事業の進捗の見込み=土地の取得をさけて「静岡空港は適当」と結論を出したことは、結果として静岡空港建設が県民にとって必要な事業であること検証できなかったということであり、その内容を県民や国土交通省に訴えていく必要が説明されました。そして依然として県民合意のない事業は、中止を求めて署名を取り組んでいく方針が提起されました。またそのために9月21日に署名推進集会を開催することがはかられました。

討論の中では、

「県は追いつめられている。それはこの間の知事の議会答弁やさまさまなことでもよくわかる。それを確信にして、署名をすすめるべき」

「空港に関するアンケート活動やりながら署名をしたらどうか」

「我が会では、市内の幅広い人が会に参加し、会費を取って学習会など活動している。署名はそうした人たちの参加が生きるようなとりくみにすべき。」

「活動を中断している市町村の会を再開するための準備を行い、9月21日を実質的なスタート集会にすべき」

「空港の中止を求めるさまざまな団体と共同できるよう努力すべき」

「どうしたら中止ができるかという具体的な課題と結びつけて署名を取り組むべき。現在参加している外の人に働きかけられなければ100万署名は成功しない」

「空港に反対する団体は、何でもいっしょにやるのではなく、持ち味を生かして大同団結する必要がある」

などさまざまな意見が出されました。

稲葉代表委員は、署名は始められるところで始まっている。県の会として、市町村の会に活動再開してもらう努力をしつつ、21日の集会はそれを盛り上げるとともに今日でた意見を参考にしながら細かい方針を出していきたい。署名は立ち上げるときには中止の会中心で行うが、これから広範な他団体、諸政党などに呼びかけ、空港中止の一点で署名を推進することをしていきたい。したがって中止の理由は、さまざまでも中止で一致すれば署名の輪を広げていきたい。各市町村で「署名センター」を設置し、ゆるやかな共闘をしていきたいとまとめました。

この総会で、事務局長の交代が承認されました。新しい事務局長は飯尾雅彦氏です。

代表委員(敬称略)

畔上カツヨ

石田義明

稲葉洋

大橋昭夫

林弘文

松下功

見機久礼

渡辺正臣

承認された方針

空港建設の中止を求める大規模暑名について

I、空港建設の現状、問題点

1、事業の現状
@計画策定からの動き
・建設地決定(87年12月)、運輸省による事業採択(94年)、設置許可申請(95年12月)、許可(97年6月)、本体工事着工(98年11月)、「静岡空港・住民投票の会」スタート(OO年11月)直接請求署名(01年3-5月)、署名提出(同6月)、県議会が否決(同9月)
・事業採択から1O年経過(04年)を前に県の事業評価監視委員会が7月30日、「継続」の結論。8月22日、国に提出。
A進捗状況一用地の取得98%、工事の進捗率(事業費ベース64.3%、土工量ベース58.1%一いずれも03年度末見込み)。

2、問題点
@最大の問題は空港の必要性に県民合意がないこと。知事が住民投票に賛意を表明して知事選にのぞみながら、県議会が否決後、代替の手立てをとらずに推進した責任は大きい。
Aムダな空港建設が県民の福祉やくらしを削り、県財政にぼう大な借金をつくっている。
B県民の実感からかけ離れた需要予測にもとづく計画であり、莫大な県費を投じても県民サービス向上につながらないことは試算で明確になっているが・県は民営化構想や国際貨物駅構想、リージョナル空港化など根拠のない新構想を次々うちだし、さらに県民を欺こうとしている。
C本体部と障害切土部等に不同意地権者があり、現状では完成見通しのない事業。

、中止を求める世論と運動

1、県民の意識動向
「ムダな空港は中止」の声は住民投票否決後も依然として強い。昨年、「中止の会」が行った知事あて「一言メッセージ」では短期間に5000枚が提出された。今春の県議選でも「空港より○○を」の要求が各地で出ている。潜在的反対はさらに広範にあると推測される。

2、「中止の会」のとリくみ
@O1年発足以来、県民の目線での自前の需要予測の発表や赤字の可能性の試算など、中止を求める要求と運動の正当性をくり返し主張してきた。その結果、「後世に無用なツケを残さぬよう、中止する勇気をもつことも必要だ」(「毎日社説」03/6/22、「朝日社説」03/8/12)などマスコミ報道に一定の変化をつくる役割を果たしてきた。
A中止を求める世論と運動の受皿として街頭宣伝や集会、シンポジウムなどの活動を行ってきた。「中止の会」のホームページには、最近3ヵ月で3000件以上のアクセスがある。

。、なぜ、大規模署名か 〜「100万県民署名」の提起にあたって〜

@小泉政治の2年間でくらしはいっそう窮迫しており、ムダな公共事業の中止を求める世論はますます本流となっている。全国各地で広がる住民投票を県議会が否決したことへの不満はねづよい。現時点に立って、空港中止の道すじと展望を示し、県民のエネルギーを総結集する。
A土地取得で窮地に立つ県は「土地収用法」発動を公言している。これは当事者間の問題にとどまらない重大事態であり、空港の必要性に県民合意がないまま「収用法」を強行することは到底許されない。新たな署名の運動を通じ、見通しのないまま着工した県の責任と今日まで用地未取得を容認してき国の責任をただす。空港建設中止と収用法発動反対を一体で追求する。
B推進の流れを変えるには住民投票の数倍の規模が不可欠。住民投票に対抗した推進派の署名は「100万署名」と銘打って行われた。住民投票の運動を通じ、広範な空港中止の世論が示されており、これまで経験のない100万署名に挑戦する。
C県は、商工団体や企業などを通じ、ウラづけのない「夢」構想の宣伝に躍起となっているが、県民の生活実感・要求とはかい離しており、政治への不満と怒りはますます強まっている。空港建設の中止の一点で広範な県民の声を結集し、その力で空港建設を中止する県政を実現する。

「、すすめ方、方針(案)について

1、「空港建設の中止を求める」県知事あての要求署名
署名は、県知事あてに「静岡空港建設の中止を求めます」の一点の要求署名。中止を求める理由の如何で署名の協力者や担い手を狭めないよう留意する。

2、運動のよびかけ
@「中止の会」が運動のよびかけを行う。あらゆる団体に幅広くよびかける。
A県の「会」とともに、市町村の「中止の会」もそれぞれの方法でよびかけを行う。

3、運動の担い手、体制・学習活動
@署名の「推進センター」を設け、ボランティアを広く募って大規模な運動を推進できる体制と担い手をつくる。立ち上げ段階では、「中止の会」が責任をもってすすめる。
A全市町村にも同様の推進体制をつくる。運動の「センター」(連絡所)を設ける。住民投票の際の担い手に依拠する。それぞれの地域の会で学習会なども開催する。
B活動資金は募金でまかなう。「中止の会」が募金の推進と財政運営に責任をもつ。
一口500円のカンパをよびかける

4、署名の時期
@2004年3月末を第一次期間とし、8月30日の「中止の会」の全県総会を開催。確認され次第、行動を開始する。
*当面の予定
 (仮称)100万署名推進のつどい (200名規模)
9月21日(日)pm1:30〜 静岡市労政会館ホール 
ひきつづき、来年9月(予定)を期限に第二次行動にとりくみ、合わせて100万署名を達成させる。
A知事への提出方法は、今後検討する。

5.宣伝ビラ・ニュース等の発行
@ビラ・ニュースの発行を事務局ですすめます。
Aのぼり・横断幕等署名推進グッズも準備し、多彩な街頭宣伝行動を行う。

6.国への働きかけを強める
@国土交通省と9月中旬を目途に交渉を行なう。
(大臣・副大臣・局長クラスを要望中!)
A参加者については、事務局の責任で人選をする。


100万署名推進のつどい

9月21日(日)pm1:30〜

静岡市労政会館ホール